iMiネット構想の起源は80年代後半の富士通のネットタウン・プロジェクトにまで遡ります。当時はまだパソコン通信の時代でしたが,ネットワーク社会の将来ビジョンをここでまとめて,「ネットタウンに市場を築け」(ダイヤモンド社)という本を出しました。NIFTY-Serve会員数がわずか4万人の時代のことです。iMiやライフメディアというコンセプトはこの黎明期の不透明な視界の中で生まれたものなのです。 その後90年代の前半に富士通に特別プロジェクトという制度が出来ました。常務会直轄のライフメディア開発プロジェクト部として大きな自由度が与えられ,iMi構想は事業化に向けて大きく前進しました。 そのインキュベーション期を終えて1996年9月に世界初の電子メールマーケティングサービスとしてiMiネットはようやくスタートすることが出来たのです。 iMiの構想から実現にいたるプロセスやエピソードについては「コーディネート・ベンチャー」(参考文献(9))の第三章に詳しく書いてあります。
■参考文献 (1) 「ネットタウンに市場を築け」ダイヤモンド社,1989年 (2) 「Media Options'94出席報告 マルチメディアはマーケティングをどう変えるのか?」ダイヤモンド社Multimedia & Business誌 1994年 別冊 (3) 「市場シェアから顧客シェアへ」「意思薄弱な視聴者像」「DMA春の総会報告」他 ダイヤモンド社"Multimedia & Business"誌 1994年 (4) 「7つのキーワードで理解するワン・トゥ・ワン・マーケティング」 ワントゥワン・マーケティング協議会設立趣意書 1997年 (5) パネル討論記録「情報リテラシー」(情報処理教育研修助成財団機関誌,1997年1月号) (6) 論文「電子メールを使った双方向マーケティングサービス:iMi」(雑誌Fujitsu,1998年9月号) (7) 講演録「個客識別マーケティング」生協運営資料 No.190, 1999 (8) “Patents: The spread of e-mail is sparking wide interest in inventing accessory products” By Sabra Chartrand 08/07/2000 The New York Times Page 8, Column 4 (9) 「コーディネート・ベンチャー」同友館,2000年